キュービリヤードのルール

ビリヤードのルールをわかりやすく解説。初心者向けのルールから公式ルールまで。ビリヤードを楽しくするためのルールブック。

キュー

球を撞く棒状の道具をキュー(cue)、又はキュースティック(cue stick)と呼ぶが、これは大抵の場合、持ち運びができるよう真ん中から2本に分かれるようになっていて、真ん中から先の部分をシャフト、柄の部分をバットと呼ぶ。継ぎ目はネジ式になっているのが普通で、この部分をジョイントと呼ぶ。分割できないワンピースのキューもある。シャフトは主にメープルなどの堅い木でできており、先には破損防止のためにプラスチックや象牙、ベークライトなどの白いキャップ状のものが付いている。これは先角(フェラル、場合によってコツ)と呼ばれる。先角の先には主に革製で厚さ5mm?8mm程度、円盤状のタップと呼ばれるものが取り付けられている。これは手球に回転をかける上で非常に重要な部分である。

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チョークタップはそのままではつるつると滑ってうまく的球に回転がかからない上ショットのミスを起こしやすいので、チョークと呼ばれる専用の粉を塗って滑り止めとする。一般にチョークの主成分は石灰であり、多くはラシャに付いてもあまり目立たない色である青や緑に着色された後、2cm立方くらいの大きさに固められた状態で販売されている。タップの革の質や固さ、繊維の細かさなどで、的球への回転のかかり具合や、かかるタイミング、打球感、耐久性などに影響があり、非常にデリケートな部分である一方、あるレベルのプレイができるようになるまではこういった項目には意識が行かないのが一般である。

また、シャフト、タップともに様々な種類がある。 シャフトの場合大きく分けてノーマルシャフト(1本の木材から削りだしたもの)とハイテクシャフト(複数のピースを張り合わせて1本のシャフトにしたもの)がある。ハイテクシャフトは、様々なメーカーから発売されているが、314、ハイブリッドシャフト、ACSSなどがある。ハイテクシャフトは、見越しを軽減する効果がある。 タップの場合、一枚皮、積層、樹脂製など様々な種類のタップがある。樹脂製のタップは、最近公式試合に使用できるようになり、プロ、アマチュア共に使用する人が増加している。樹脂製タップは、ブレイクキュー及びジャンプキューに使用され、非常に硬いのが特徴である。しかし、一部ビリヤード店では、球に傷が付く恐れがあるとして、使用を禁止している場合がある。

キューには、プレイキューと呼ばれるプレイ全般で使われるキューの他に、ブレイクショット(ナインボールゲームなどでの初回のショット)を行うためのブレイクキュー、ジャンプショットを行うためのジャンプキューなどの種類がある。また慣用で、店に備え付けの貸しキューを特にハウスキューまたは芝キューと呼ぶ。

また、自分で所持しているキューを俗にマイキューと呼ぶ。キューはビリヤード場や専門店、インターネットを含む通信販売などにて購入できる。様々なメーカーがキューを販売しているが、大きく分けてプロダクション・キューとカスタム・キューに分けられる。プロダクション・キューは大量生産されているキューで、一般のプレーヤーの多くが使用している。ハウスキューはさらに安価で装飾なども殆どない。カスタム・キューは、オーダーメイドされたキューで、一本ごとにインレイなどの柄などが違う。また、値段もカスタム・キューの方が、プロダクション・キューに比べ非常に高価である。

キューの多くは木製であるためにロットごとに個性が異なる場合が多く、プロダクション・キューの同一商品においても、一本ごとに若干シャフトのしなり具合などが違う。上級者の場合、それぞれのキューの個性を感じ自分にあったキューを見つけるが、あるレベルに達しない限り違いは分かりにくいことが多く、またプレイのスタイルも確立してない場合が多いので、最初のマイキューなどは、デザインや重さ・振りやすさなどで好みのものを選ぶのが良いとされている。